都立入試ではどんな問題が出る?【理科】
2021/06/08
令和3年度入試は、それまでと比べて大きく変わりました。
四者択一の問題が減り、一つの設問で複数回答してすべて合っていないと点数がもらえない完全解答式の問題が大幅に増えました。
完全解答式の問題、令和2年度入試では4問出ましたが、令和3年度は11問になりました。
社会で先行して完全解答式の問題が増えたことを考えると、理科も同じ道を歩みそうです。
では、問題構成を見ていきましょう。
大問題1は中学校で学ぶ全範囲からの小問題集です。
年によって異なりますが5~7問で構成されます。
大問題2も小問題集ですが、問題文にレポートが添付されており、それを見ながら考える内容です。
毎年4問出ています。
大問題3は地学からの出題です。
大きく分けて地震、地層、気象、天体の中から1分野に絞って出題され、その年にどれが出るかは分かりません。
大問題4は生物からの出題。
植物の生活と種類、動物の生活と種類、生物の成長と遺伝から1分野出題されます。
大問題5は化学。
物質の性質、化学変化、イオンのいずれかが出題されます。
大問題6は物理です。
電流の性質、運動とエネルギーのいずれかが出題されます。
理科は全25問で配点は1問につき4点。
一部、2点の問題2問で構成されているものがあり、記述式も1~2問出ます。