1~2年で習った理科の内容を覚えていますか?
2021/07/16
都立高校の入試は一部の例外を除いて、国語と数学、英語、理科、社会の5教科の筆記試験があります。
数学や英語は、現在学校で習っている範囲の中に1~2年生で学んだ内容が含まれています。
例えば英語では中3になって新たに現在完了形を学びますが、この文法を学ぶ教科書の範囲の中には、当然、1~2年で学んだ文法が登場します。
理科はそうではありません。
一つの単元を学んだら、その内容がその後教科書に登場することはほとんどありません。
1年生の最初に植物のつくりや分類を学んだと思いますが、その内容をしっかりと覚えていますか?
都立高校を目指す中3の皆さんはこの夏休み、すでに学校で学んだ範囲の総復習をしてください。
中学校で学ぶ理科は生物分野、地学分野、化学分野、物理分野に分けることができます。
このうち生物は、知識を覚える=暗記中心です。
地学は暗記だけではなく、湿度の計算や地震波の速度の計算なども含まれます。
化学と物理は理論中心で、計算問題が中心となります。
2021年度の都立入試の理科は、平均点が過去10年間で最低の47.8点と難しいものでした。
四者択一の問題が減り、一つの設問に対して二つ以上答えてすべてが正解でないと得点をもらえない完全解答式の問題が増えたためです。
この傾向は2022年度入試でも続くと考えて準備をしなければなりません。
夏休み40日間あれば確実に復習できます。