コロナ禍で高3の進路選択に影響
2021/06/01
新型コロナウイルス感染症拡大の長期化は、高校3年生の進路選択に大きな影響を与えているようです。
日本政策金融高校は5月31日、高3の子どもがいる保護者に対してアンケート調査を実施しました。
それに回答した1277世帯のうち22.9%が、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、子どもの進路に影響があったと回答しました。
具体的な影響(複数回答)としては、「自宅外ではなく自宅から通える学校に変更した」が最多で36.0%に上ります。
次いで多かったのが「費用の安い学校、学部、学科に変更した」で29.5%。
収入の減少が子どもの進路に影響していることがうかがえます。
コロナ禍の終息が見えないなか、早めに進路を決めようと考えた方も多いようです。
「総合選抜型(旧AO)や学校推薦型選抜などを利用して早めに進路を決めた」という回答が17.5%を占めました。
現状を見る限り、来年の大学進路選択でも新型コロナウイルス感染症の影響はありそうです。