薬学部の定員が抑制される可能性も
2021/06/17
将来、薬学部を目指そうかと考えておられる方には気になる情報があります。
薬学部の入学定員が抑制されるかもしれません。
厚生労働省は2021年6月16日、「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」を開催。
薬学部の入学定員抑制の検討などを求める提案書が示されました。
背景には、将来、薬剤師が過剰になるとの予測があります。
薬学部はかつて4年制でしたが、6年制へと移行する前後に、薬学部や薬科大学の新設が相次ぎました。
2002年当時の定員は8200人。
それが2020年には1万1602人と約1.4倍に増えたのです。
そのうえ毎年入学定員に達していない大学や、入試倍率が1.0~1.1倍と低い大学も存在します。
入学後の進級率や留年率も大学によって差があり、学生の質の低下が懸念されているのです。
薬学部の定員がどうなっていくか、具体的な動きが見えてくるのはまだ先です。
ですが、薬学部志望の方はこうした提言が出されたことを覚えておいてください。