復習しないと理科はすぐ忘れます
2021/08/03
理科に関しては次のような悩みがよく寄せられます。
「定期テストでは良い点数が取れるのに、模試や実力テストだと結果が散々」(中学生)
「模試の理科の偏差値、良い時と悪い時の差が激しい」(中学受験を目指す小学生の保護者)
理科という教科特有の性質が、こうした結果を招くのです。
高校生になると理科は物理、化学、生物、地学の4科目に分かれ、それぞれを深く学びます。
対して中学校の理科や中学入試の理科はこれら4科目の総合です。
言葉は悪いですが“つまみ食い”のようものです。
例えば、生物分野で学ぶ内容と物理分野で学ぶ内容には、ほとんど関連がありません。
ですから、テスト範囲が得意分野のときは高得点を取れるが、不得手な分野だとからっきしダメとなってしまいがちです。
さらに、分野ごとの関連性が低いため、一度習ってそのままにしておくと知識が抜け落ちてしまいます。
中学1年生の最初に学んだ「植物」に関して、現在もきちんと覚えている中学3年生はどれくらいいるでしょか。
理科は“忘却との戦い”です。
過去に習った内容を折に触れて復習しておかないと、模試で安定した点数が取れません。
また、得意分野、不得手分野が明確になる教科なので、不得手な分野はより力を入れて復習してください。
理科の