国語が苦手な生徒の共通点
2021/10/22
「国語が苦手」という生徒、年々少しずつ増えているような気がします。
そうした生徒には学年を問わず共通点があります。
語彙力が圧倒的に不足しているという点です。
文学的な文章でも説明的な文章でも、本文を読んでみると知らない言葉が次々と出てくる。
だから内容が頭に入ってこないので、結果として正答にたどり着けないのです。
高校生でも「こんな言葉の意味を知らないの?」と驚かされることが珍しくありません。
中学受験に向けて進学塾に通っている小学生でも、慣用的な表現や四字熟語、外来語などの知識が欠けている生徒はたくさんいます。
子どもたちの活字離れが指摘され始めて随分と時間が経ちます。
確実にその影響が出ていると実感しています。
では、語彙量を増やすためにはどうしたら良いのでしょうか。
日常生活で耳慣れない言葉に出くわしたら、即座にその意味を調べる――。
これに尽きると思います。
最近は中学生、高校生の多くがスマホを持っています。
小学生でも所有している割合は高まっています。
知らない言葉に出会ったら、いちいち辞書をひかなくてもスマホで検索すればすぐに意味が分かります。
日々、こうした習慣を実践していれば数カ月後には相当語彙量が増えるはずです。