「私大の約半数が定員割れ」は受験生にも影響
2021/09/30
私立大学の半数近い46.4%が定員割れ――。
日本私立学校振興・共済事業団の調査で、こうした結果が明らかになりました。
今春、私立大学全体の集計で入学者が定員を下回ったそうです。
これは調査を開始した1999年度以降で初めてのことだとか。
定員の少ない規模の小さい大学ほど、定員割れとなっています。
これから大学進学を目指す皆さん。
「大学に入りやすくなった」と喜んではいられません。
定員割れの私大が増えた背景には、18歳人口の減少があります。
今後も18歳人口の減少傾向は続きます。
私大の収入の8割は入学金や授業料などに頼っているので、定員割れが続くようだと学校経営がどんどん厳しくなります。
今後は志望校を選ぶ際、大学を運営している法人の経営状況もチェックする必要がありそうです。